言葉のこと

言葉を教えたり小説を載せたり。

エッセイ「ウィルス対策ソフトとキャッチコピー」

パソコンやスマホをウィルスから守る、 ウィルス対策ソフトを作っている会社はこんなキャッチコピーを使います。 「ウィルスの脅威からパソコンを守る。」 ウィルス対策ソフトを作っている会社は言ってしまえばウィルスがあるおかげで儲かります。 ウィルス…

エッセイ「仕事を成功させるにはあれを綺麗にする。」

仕事をしていると、この仕事は失敗しそうだと気がつくことがあります。 仕事が失敗する前に、 あたふたし始める。 余裕を感じられなくなる。 雰囲気が悪くなる。 などの症状が現れます。 こうなると、 誰が悪いのか? 何が悪いのか? どうして悪いのか? が…

小説「統合失調症発症物語 」   第八話「親と僕」 最終話

清美さんは原稿用紙に文章を書いた。 「救急車のサイレンが聞こえてどうしたの?」 「救急車のサイレンが聞こえて」 僕はベッドで寝ていたことに気がついた。 両手両足が動かない。 何かに縛られているようだ。 顔を右に傾けると壁に張り紙があった。 「措置…

小説「統合失調症発症物語 」  第七話「亀沢課長と僕」

「警察に囲まれたとき?」 清美さんは折り紙を折る手を止めた。 「はい。続きをまた明日話します。」 僕は消灯時間になったので清美さんと別れて部屋に戻った。 僕はレポート用紙を見た。 最後の一行が目に入る。 朝になり目が覚めた。 顔を洗い、身支度をし…

小説「統合失調症発症物語 」  第六話「山内先生と僕」

「先生の回診があるから一度離れるわね。」 清美さんは席を離れた。 「すみません。僕も先生と話してきます。」 順哉が席を離れた。 星田さんも秋乃さんもいっさんも席を離れた。 「あとで続きを聞かせてよ。」 秋乃さんが手を振った。 僕は食堂に一人でいた…

小説「統合失調症発症物語 」  第五話「樹さんと僕」

「他の宗教ですが。」 星田さんが目を開いた。 「バベルの塔に似ています。」 「バベルの塔?」 僕は星田さんに聞いた。 「昔、神に近づこうとした人々が塔を作りました。しかし、神によって人々は言葉を乱されました。結果、塔は崩れ、人々はまた地面で生活…

小説「統合失調症発症物語 」   第四話「星田さんと僕」

若い看護師が来た。 「朝の検診をします。」 僕は話しを中断し、体温計を脇に挟む。 「お話の邪魔をしてすみません。」 僕は看護師に血圧を計ってもらい、薬を飲んだ。 背の高い男性が僕に近づいた。 「あなたはアル教の信者ですか?」 廊下のつきあたりで座…

小説「統合失調症発症物語 」   第三話「秋乃さんと僕」

順哉は湯飲みに入ったお茶を両手で飲んだ。 清美さんは姿勢を正した。 「病気の症状が出たのね。」 僕はレポート用紙を手に持った。 「何をやってるの?」 体格のがっしりした男性が向かいの椅子に座った。 「秋乃さんおはよう。」 清美さんが答えた。 「彼…

小説「統合失調症発症物語 」   第二話「順哉と僕」

翌日の朝になった。 僕は朝食を食べに食堂に向かった。 閉鎖病棟の中は廊下が十字に延びている。 食堂は十字の中央にある。 朝食はワゴンで運ばれる。 看護師に名前を呼ばれ、朝食を受けとる。 おかずは焼き鮭と目玉焼きと味噌汁だ。 僕はトレーを持ち、ピン…

小説「統合失調症発症物語」  第一話「清美さんと僕」

小説案内人・モリタン 「物語の主人公は遥か昔から同じ過ちを犯してきたようです。 今回の主人公も同じ過ちを犯しました。 物語の中では手を変え品を変え、同じ題材が描かれます。 主人公の過ちとはなんなのか? おや、主人公の話しが始まったようです。」 …

エッセイ「思わず出ちゃう言葉」

昨日夜に電車で帰っているとこんな車内アナウンスが流れました。 「おはようございます。」 「大変失礼致しました。次は○○駅です。」 上司に向かって言う調子での 「おはようございます。」 でした。 運転手さんの人柄が見えて微笑ましくなりました。 昔、会…

ショートショート「ファミレスでの会話」

小説案内人・モリタン 「普段は無意識にする会話。 会話にあえて注意を払ってみると、会話の不思議さを感じることができます。 今回の話は、ファミリーレストランで三人の男性がする、ごく普通の会話です。 言葉を言い間違えたときに三人はいったいどうなる…

エッセイ「globeと僕の思い出」

少し懐かしい。 僕がglobeを初めて聴いたときの感想です。 1stシングル「Feel Like dance」を聴いたときも、その後の「Joy to the love」を聴いたときも、「Joy to the love」の後の曲を聴いたときも、同じ感想を持ちました。 僕はglobeは当時の最新の音楽で…

エッセイ「楽しみにしているパン」

神戸、広島への旅行。明日のパン屋の六周年記念セール。 僕が今楽しみにしていることです。 僕は新入社員時代に神戸で研修を受けました。 四月から十月まで関東を離れて、初めて行く神戸で会社員となる勉強をしました。 月日はたち、今では会社を辞めました…

ブログでやり直す国文法  中学一年から三年の振り返り 「二.文節と文節の関わり つづき」

ーー文節と文節はどのように関わるか?ーー 「文節と文節の関わり つづき」 前回 kotobanokoto.hatenablog.com 文節と文節は下のように関わります。 三.二つ以上の文節が対等に並んでいる関わり。 ・高田さんと 清水さんが 遊びに来ました。 四.おもな意味を…

ブログでやり直す国文法  中学一年から三年の振り返り 「二.文節と文節の関わり」

ーー文節と文節はどのように関わるか?ーー 「文節と文節の関わり」 文節と文節は下のように関わります。 一.主役にあたる文節と、主役の動作や説明を述べる文節の関わり。 ・ 何、またはだれ、がーー>どうする 例 月がーー>光る。 ・ 何、またはだれ、が…

哲学と言葉のこと

前回の記事でサルトルの言葉を取り上げました。 今回は哲学の問題を取り上げたいと思います。 取り上げる問題は、哲学とは何か?です。 私たちはどこから来たのか?は、哲学とは何か?です。 分かりやすいので、私たちはどこから来たのか?をマラソンに例えま…

「アイデンティティ」の言葉のこと

「アイデンティティ」あらすじ 死刑囚マルコム・リバースは多重人格障害の疑いがあり死刑執行の前夜、彼の罪を問う再審議が行われようとしていた。 一方、大雨のために裏寂れたモーテルに一晩閉じ込められることになった11人の男女は何者かに次々と殺されて…

コメントのペースが落ちること

僕は会社にパソコンを入れる仕事をしています。 仕事が1月中旬から30日まで入ります。 そのため皆様のブログへのコメントのペースが落ちますので、 ご容赦くださると助かります。 皆様のブログを楽しみにしています。 僕のブログについても新しい企画を考え…

「スプリット」の言葉のこと

「スプリット」あらすじ 3人の女子高生ケイシー、クレア、マルシアは、クレアの誕生日パーティーの帰り道、見知らぬ男に拉致され、密室に監禁されてしまう。 そこには神経質な雰囲気を漂わせた1人の男がいた。ケイシーたちは男が部屋から立ち去った後、脱出…

短編小説「初めての試験」 下

kotobanokoto.hatenablog.com カンニングにはカードを出すそうだ。 僕はイエローカードを手に持った。 イエローカードは二枚で退場だ。 ちなみにレッドカードは一枚で退場。 イエローカードとレッドカードのどちらを出すかは監督に委ねられている。 主催者…

ブログでやり直す国文法 中学一年から三年の振り返り「一 言葉の単位」

当ブログは言葉を教えるブログです。 しかし、僕自身の勉強が必要だという危機感を感じました。 だから参考書を元に国文法のやり直しを始めようと思います。 文英堂の「これでわかる国文法中学1〜3年」を題材に、 僕がやり直した国文法をまとめる形式で記…

短編小説「初めての試験」 上

今日の仕事は上手くできるだろうか。 試験会場は自宅から電車を四十五分乗り継いだ場所にあった。 有名な大学のキャンパスだ。 今日はこの会場で日本語の試験が行われる。 と言っても僕は試験を監督する側だ。 僕は日銭を稼ぐ必要があった。 だから試験監督…

ずれること

先日ファーストフードに行きました。 注文が終わると店員がこう言いました。 「右にずれてお待ちください。」 お店で「ずれろ」と要求されたことは初めてです。 ちゃんと商品を渡されるのか。 ちゃんとずれることができたのか。 要求に応えられたのかに戸惑…

ショートショート「本当の会社ごっこ」

竹田は顧客に提案するパワーポイントのファイルを操った。 「竹田。ちょっと頼みがある。」 伊葉部長が竹田を呼ぶ。 竹田はパワーポイントのファイルを閉じて席を立った。 「はい。伊葉部長。」 竹田は伊葉部長の席に寄る。 伊葉部長は渋い顔をする。 「客が…

ことしのこと

おはようございます。 今年ははてなブログの開設や、みなさんと知り合うことができてとても意義のある年でした。 また個人的に書きたいと思っていた小説を完成させることができて嬉しいです。 少しずつ繋がりが増えてきたのはみなさんの暖かい気持ちのおかげ…

僕はこんな人の続きのこと

おはようございます。 以前、今井町公民館ー「ミチコオノ日記」読者集会所ーにも書きましたが、あらためて僕がどんな人かを書いておこうと思います。 僕はこんな人。 nagi1995.hatenadiary.com 記事より ・僕がどんな人で ・どんなことを考えて ・どんな物を…

感情のこと

3Dメガネ 赤いレンズで外を覗くと他人は赤く見えます。 青いレンズで外を覗くと他人は青く見えます。 メガネの枠を外すと赤と青のセロファンです。 人間の感情は3Dメガネに似ていると思います。 レンズは愛と恐怖です。 恐怖のレンズで外を覗くと他人は恐怖…

リアルなバイトのこと

電車に乗るとこんな広告を見ます。 「リアルなバイト撮ってみた」 右側には今をときめくあの女優さんが。 左側には一般人がアルバイトをしている風の方が。 この広告を観ると思います。 リアルなバイトってどっちだ。 女優さんか、それとも一般人風の方か。 …

著者の主張のこと

文章の並びを入れ替えると著者の主張が浮かび上がってくることがあります。 例えばこちらは本田健さんのお金持ちになるためのハウツー本「ユダヤ人大富豪の教え」から。 デニーズが静かに語るのを、いつのまにか僕も目を閉じて聞いていた。すると、彼女が示…