言葉の問題

作品を発信するブログ。

楽しんでますか?

四コマ漫画「困ったときは」

みなさんこんにちは。

 

いつも温かい星や、温かいブコメをくださりありがとうございます。

 

この場でお礼申し上げます。

 

今回は、四コマ漫画です。

 

お題は、

田丸雅智の「WEB版! 超ショートショート講座」 - ショートショートガーデン(SSG)

で生成しました。 (少し加工しました。)

 

「困ったときは」

f:id:tanisuke1234:20200322135158j:plain


 





 

四コマ漫画「無欲な死神」

みなさんこんにちは。

 

いつも温かい星や、温かいブコメをくださりありがとうございます。

 

この場でお礼申し上げます。

 

今回は、四コマ漫画です。

 

お題は、

田丸雅智の「WEB版! 超ショートショート講座」 - ショートショートガーデン(SSG)

で生成しました。 

 

「無欲な死神」

f:id:tanisuke1234:20200321130413j:plain



 

映画と言葉「たんぽぽ」伊丹十三

 

タンポポ [DVD]

タンポポ [DVD]

  • 発売日: 2005/09/22
  • メディア: DVD
 

 

みなさんこんにちは。

 

今回は映画と言葉です。

伊丹十三監督作品の「たんぽぽ」です。

 

「たんぽぽ」は主人公がふと立ち寄った流行らないラーメン屋を町一番のラーメン屋に立て直す作品です。 

 

「たんぽぽ」から3つの言葉を紹介します。

 

1つめに紹介する言葉はこちらです。

 

だっておじさん。

ラーメン食べるのはそのど素人なのよ。

素人に分かんない味のラーメン作ってどうするの?

 

主人公と流行らないラーメン屋の店主のたんぽぽが

ライバル店の下見に行ったときの言葉です。

 

僕は好きでよくラーメン屋に行きます。

そして、僕はラーメン屋ではありませんので、

素人です。

この言葉を聞いて感じたのは、

仕事においては、

ラーメンに限らず、

プロにしか分からないことをやっても

仕方がないということです。

 

つまり、どうして僕たちは仕事をするのかと言えば、

それはプロではない相手を喜ばせるためです。

 

ですから、この仕事はプロにしか分からないという仕事をしたところで、

喜ぶのは相手ではなく、自分だけだということです。

 

プロにしか分からない仕事は

 

相手を喜ばせる仕事か?

それとも自分を喜ばせる仕事か?

 

という観点において、

相手を喜ばせる仕事ではなくて、

自分を喜ばせる仕事だということです。

 

2つめに紹介する言葉はこちらです。 

 

ほらお前ら食え。

母ちゃんが作った最後のご飯だ。

まだ温かいうちに食べろ。

おい、ご飯だ。

 

この映画は、メインストーリーの間に、

いくつものサイドストーリーが差し込まれます。 

 

この言葉は、そのサイドストーリーの中で父ちゃんが子供たちに発した言葉です。

母ちゃんらしき人物が死線をさまよっています。

父ちゃんが夕飯を作ってくれと母ちゃんに訴えたところ、

死にそうだった母ちゃんがむくっと起き上がり、

台所でチャーハンを作って、あの世へ旅立つというシーンです。

 

僕はこの言葉の中で、

まだ温かいうちに食べろという言葉が面白いと思いました。

冷めてからチャーハンを食べると、

母ちゃんの温もりをもう感じられません。

しかし、温かいうちにチャーハンを食べれば、

チャーハンは母ちゃんが生きているうちに作ったので、

母ちゃんの温もりをまだ感じられます。

チャーハンの温もりが母ちゃんの温もりと

つながっているところに面白さを感じました。

 

そして、チャーハンの温もりが

母ちゃんはいままでずっと家族を思ってご飯を作ってくれていたのだということを

を想像させます。

 

と、同時に、チャーハンを食べ終えれば、

母ちゃんとのお別れになるという、

人の生死と食欲がつながっているところに面白さを感じました。

 

3つめに紹介する言葉はこちらです。 

 

そんな悲しい顔すんなよ、たんぽぽ。

お前、今、うまいもん作ってんだろ?

うまいもん作ってるときはもっと

幸せそうな顔しろよ。

 

僕はこの言葉を聞いて、

あるお笑い芸人がネタを書いているときに

先輩から、

「お前今つまらないネタ書いているだろ?面白いネタを書いているときは、書いている本人も笑っちゃって笑顔になるもんだよ」

と言われたというエピソードを思い出しました。

この言葉は、このお笑い芸人のエピソードとよく似ていると思いました。

 

つまり、人を幸せにするものを作るときに

自分が悲しい顔をしていては、

悲しい感情が作るものに反映されてしまうということです。

人を幸せにするものを作るときは、

自分が楽しい顔で作った方が楽しい感情が作るものに反映され、

自然と良いものができるということだと思いました。

 

人を幸せにするものを作るときに、

一生懸命になりすぎて怖い顔をしているということは

良くあることです。

だから、僕も人を幸せにするものを作るときは

まず自分が笑顔になることを心がけたいと思いました。

 

次回はまた伊丹十三監督作品で「ミンボーの女」です。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

明読斎

 

映画と言葉「お葬式」伊丹十三

 

お葬式<Blu-ray>

お葬式<Blu-ray>

  • 発売日: 2011/11/25
  • メディア: Blu-ray
 

 

みなさんおはようございます。

 

今回は映画と言葉です。 

伊丹十三監督作品の「お葬式」です。

 

「お葬式」は死んだ爺ちゃんの葬式を取り巻く人々を描く作品です。

「お葬式」から二つの言葉を紹介します。

 

まず、一つ目に紹介する言葉はこちらです。

 

爺ちゃんが病気で急に亡くなった。

悲しいことだが、人間は必ず一度は死ななきゃならんのだから

諦めるしかない。

 

爺ちゃんが死んだことを子供に伝える侘助の言葉です。

人間は必ず一度は死ななきゃならないというのはその通りです。

人間は必ず一度は死にます。

一度も死なない人はいません。

 

僕がこの映画になんだか奇妙なものを感じたのは、この言葉辺りからです。

この映画は基本的に、爺ちゃんの死を受け止める人々を描きます。

 

しかし、僕はこの言葉辺りから

特別なはずの葬式が、段々と日常に見えてきました。

 

どうして特別なはずの葬式が、段々と日常に見えてきたのかと言えば、

それは葬式の中でも生きた人々を見るからです。

 

葬式は特別です。

しかし、生きた人々は特別ではありません。

 

この映画の中で特別なのは、死んだ爺ちゃんだけです。

その他の人々は、特別な場面に遭遇した生きた人々です。

 

要するに、

この映画では死んだ爺ちゃんではなく、

生きた人々を見るのです。

 

そして、死んだ爺ちゃんは棺桶の中にいます。

ですが、死んだ爺ちゃんを取り巻く人々は、私たちを含めて棺桶の外にいます。

 

死んだ爺ちゃんを取り巻く人々は、私たちを含めて、棺桶の外にいるからお葬式が物語になるのです。

死んだ爺ちゃんは棺桶の中にいるから物語になりません。

 

僕はこの映画は普遍的な「死と生」を描いた作品だと感じました。

 

続いて、二つ目に紹介する言葉はこちらです。

 

俺たちとしてはさ、やっぱ。

生き返られるのがさ、一番怖いんだよね。

夢を見ることがあってさ。

俺がガスに火をつけると、中の仏がガバッと起き上がるんだ。

俺は、いけないと思ってガスを消そうと思うんだけど、

体が動かない。

仏は炎の中で燃えながら、俺をじーっと睨んでるんだ。

そういう夢。

 

火葬場の職員が、

親族に遺体を焼くときの心中を聞かれて答えた言葉です。

 

僕はこの言葉に面白さを感じました。

どうしてこの言葉に面白さを感じたのかと言えば、

それは、遺体が火葬場まで来て生き返ることは無いのに、

この火葬場の職員が、遺体が生き返ることに怖がったからです。

 

つまり、この火葬場の職員は

いつも万が一、遺体が生き返ることを考えているということです。

 

その万が一、遺体が生き返ることを考えているということは、

普通は遺体が生き返ったら嬉しいはずなのに、この火葬場の職員だけは怖がるという面白さを含みます。

 

この火葬場の職員は遺体が死んでくれていた方が嬉しいという、

普通とは違う感覚を持っています。

僕はこの火葬場の職員がその普通とは違う感覚を持っているところに面白さを感じました。

 

この映画は お葬式という本来なら暗くなりそうなテーマの映画です。

ですが、この映画は死んだ爺ちゃんを取り巻く人々にほんの少し明るさを感じる映画でした。

 

次回は伊丹十三監督作品続きで「たんぽぽ」を予定しています。

 

最後までお読み下さりありがとうございました。

 

 

明読斎

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ