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「新極真会空手と統合失調症」NPO法人新極真会静岡湖西豊田道場  & 明読斎 対談 ・第三章 相棒は行方不明③後編

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③勝敗の壁 後編

 

明:その、「おまえは体臭が臭い」が本当だったらどうします?

 

本:そこは鈍感力の使い方のポイントで、すべての批評、評判をうのみにするのでなく、体臭であれば、信頼できる他の人にも聞いてみるとか、自分でも嗅いでみるとか、一部の人の批評、評判をそのまま、信じるのは基本的にやめるように心がけるのが、メンタルヘルス維持のテクニックだよね。

 

あんまり気になるなら、それが本当なのか確かめてみる

 

明:すいません、ここで僕と本さんで気にする(気にしない)という言葉に違いを感じました

 

僕は言葉では簡単に気にする(気にしない)と言えるけれど、実際に気にする(気にしない)というのはとても難しいという印象を持っています。

 

ですから、気にするなと言われても、どうやって?と感じてしまいます。とてもしつこいようですが、それでもし本当に体臭が臭かったら、どうすればいいんですか?

 

本:本人も自覚できるほど、体臭が臭いんであれば、それはもうただの現実なので、医師に相談するなりして、現実的に対処すればいいと思います。

 

ようは、真偽の定かでない風評で精神病になる人って多いと思います。

 

鈍感力は、RPGのキャラで言うと攻撃力みたいなもので、それの内容は個人によって剣を振るう力や格闘、魔法攻撃、精霊、スタンド、等それぞれ違います

 

過去の著作を読んでいると、明さんの鈍感力は明さん独自のノウハウによって発揮されてると思います。

 

明さんの鈍感力獲得例→ ① ストレスで精神疾患が発病した。 ② 悩んで考えて、自分の本当の望みを知ることができた。 ③ 自分の本当の望み以外の他のことはまぁいいやと思えるようになった=鈍感力の獲得!! ④ 鈍感力を発揮して寛解へ。それほどストレスを感じずに生きられるようになった。

 

明:そうですね。でも、会社や学業の成績が悪かったり、スポーツで負けたりした場合、それは現実ですよね。

 

それがきっかけで精神疾患になるとしても、正しい情報に基づいた自然な反応となるわけで。

 

本:問題が現実なので、現実で努力して、成績を上げる、試合で勝つことで、解決できればいいんですが、そう簡単には思うようにいかない。 ここでも僕は鈍感力を発揮して欲しいですね。

 

結果として精神疾患になるというのは、病気ですから、正しい結末だとは思えません。 自らを病にするような反応は正しくないと考えて、そこは鈍感力で強権を発動する。

 

明:鈍感力で強権を発動するってどうするんですか?

 

本:自分が病気になるような状況自体をかえればいいと思います。

 

なんなら、転職や転校も僕はアリだと思いますよ。スポーツならやめてしまってもいい

 

困難に立ち向かって、それを正面突破していくのは理想ですけど、それができなくて、敗者として病気になって、死んでしまうよりも、自分のいるポジションをかえてでも生き続けた方がいいです。

 

生きていれば、いつかはその負けをとりかえせるチャンスもあるかもしれないし、その負け自体が自分にとってどうでもいいものになるかもしれません

 

明:逃避も一つの鈍感力の行使ですね。僕も賛成です。

 

本:実際、おかしくなってしまうくらい精神的に追い詰められた時に、そこから逃避するのは勇気(鈍感力)のいる行為だと思います。

 

自分のために必要な撤退だと意識して退ければ、それは別に恥じゃないと思うな。 一時は本人も恥に思うかもしれないけど。

 

何度も言うけど、明さんがしているのはこうした鈍感力の行使だよね。 ここまで述べてきた患者たちと比べても、明さんは、それをうまく身につけたんだと思う。

 

明:僕もそう思いますよ。

 

ただ、あくまで、鈍感力の獲得を明確に意識して目指して手に入れたのではなくて、僕の場合、病気で苦しんで、考えて、考えた結果、自分が気にしなくていいものがわかった感じです。

 

そうした治療法がすべての統合失調症の方に当てはまるかはわかりませんが、とにかく本さんは、その結果である気にしない(鈍感になる)ことを地点を目指すべきだと言いたいわけですね。

 

本:うん。抗精神剤を投与された患者さんを見ても、多くの場合、意識がぼんやりして、現実に対して鈍感になってる場合が多いよね。

 

寝ることと、薬で、精神疾患の原因から逃避する、忘却させて治癒していくのは基本的な治療の仕方で、鈍感力は、それを自力でしませんか? ってことです。

 

明:誉めてるわけじゃないですけど、本さんの欠点として、本んさって、インテリというか、頭、良すぎませんか

 

だから、わかりにくいというか、ついていきにくというか。

 

本:誉めてるようで、けなしているね、

 

まぁ、僕は明さんほどの学歴のない中部のチンピラですけれども、それでも元気にいきている、ということで。 ちょうど、章の締めになったかな。

 

明:僕も学歴はありません。それで、この章の彼はどうなったんですか?

 

本:その後も、入退院や引きこもりがあって、最終的には、失踪した。

 

それから三年半以上過ぎたいまもまだ発見されていないと思うよ。朝、家を出てそのまま姿を消した。

 

明:それは、もしかして声に従って・・・

 

本:僕は以前の彼を知っているので、幻聴の指示の可能性はかなりある気がする。

 

彼の携帯の位置情報が最後に確認されたのは、富士の樹海の山梨県側の入り口付近だった。

 

明:樹海。本さん、探しに行ってませんよね。

 

本:探しに行かないか? みたいなことは実際に言われたんだけど、個人で樹海に入って探すのはムチャだし、アテもなく山梨をさまよってもね。

 

警察は捜索願を受けて、全国交番には、彼の写真入りのポスターが配布された。

 

あと、できるのは、どんな形であれ、本人が幸せを感じる状態にいて欲しいと願うくらいだね。心配しているご家族のもとへ帰ってきてくれるのが一番だけどね。

 

明:本さんが精神疾患を敵だと思うのは、周囲の人がそういう状態にあるからですか?

 

本:自殺したりね。

 

明:僕は精神疾患を経験することで多くのことを学びましたよ。

 

本:明さんみたいな地点に着地する人が増えるといいね、と思いながらの鈍感力推しです。 

 

その獲得の一例として、明さんの経験談は有益だと思います。

 

明:役に立てばうれしいです。ここで宣伝させていただきますと、統合失調症寛解について気になる方は僕の著書を読んでもらえたら幸いです。

 

本:というわけで、NPO法人新極真会静岡湖西豊田道場と明読斎さんの著作をよろしくお願いしますね。では、次章へ続きます。

 

第四章 空手道場は精神疾患の役に立つのか? NPO法人新極真会静岡湖西豊田道場の現在 へと続く



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