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判決文を読む 平成29(わ)212  建造物侵入,殺人,殺人未遂,逮捕致傷,逮捕,銃砲刀剣類所持等取締法違反被告事件 判決文より

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僕がよく見るホームページに

 

裁判所のホームページがあります。

 

こちらです。

https://www.courts.go.jp/index.html

 

こちらで、条件を指定すると、

 

判決文を読むことができます。

 

この判決文は社会の勉強になるので、

 

よく読んだりします。

 

その中で、見つけたこちらの判決文。

 

社会福祉法人に押し入って、たくさんの不幸な出来事を生んだ事件です。

 

ニュースでも取り上げられたので、ご存知の方もいらっしゃると思います。

 

その中での記述です。

 

平成29(わ)212  建造物侵入,殺人,殺人未遂,逮捕致傷,逮捕,銃砲刀剣類所持等取締法違反被告事件 判決文より

「(被告人は)溺れた利用者を助けたのにその家族からお礼を言われたなかったこと、一時的な利用者の家族は辛そうな反面、本件施設に入居している利用者の家族は職員の悪口を言うなど気楽に見えたこと、職員が利用者に暴力を振るい、食事を与えるというよりも流し込むような感じで利用者を人として扱っていないように感じたことなどから、重度障害者は不幸であり、その家族や周囲も不幸にする不要な存在であると考えるようになった」

 

とあります。

 

最終的に至った考えはとても理解できません。

 

しかし、この被告人の置かれた状況から受けた心の傷はなんとなく理解できると思いませんか?

 

こういうことというのはニュースでは流れません。

 

この場合悪いのは一体何なのでしょうか?

 

僕は本質的な部分でこの事件を生んだのは、社会の歪みだと考えています。

 

社会の歪んだ部分。

 

僕たちはそこを目の当たりにしたときに、

 

心に深刻な傷を受けてしまう。

 

この被告人は当初、

 

入居者を「可愛い」と言っていたそうです。

 

そこから一転して、上記のような異常な考えに至るには、

 

相当な出来事があったと考えるのが自然だと思います。

 

その相当な出来事とは、

 

きっと、心では支え切れないほどの出来事だったのだと思います。

 

社会に歪みがあるなんて逆立ちしてもニュースでは流れません。

 

でも、その歪みはきっと僕たちのすぐ隣に大きく真っ黒な口を開けて潜んでいるのだと思います。

 

ありがとうございました。

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