みなさんこんにちは。
今日は一冊の本を紹介します。
三宅隆太さんの「スクリプトドクターの脚本教室・初級編」です。
まず説明したいのが、スクリプトドクターって何かということですが、
スクリプトドクターというのは、
脚本のお医者さんです。
脚本というのは、ドラマや小説や映画のシナリオです。
そのシナリオは、
プロの世界では、色々な制約や、しがらみや、政治的な理由により、
色々な手直しを迫られるらしいのですが、
そんな色々な手直しをしているうちに、
あたかも病気にかかってしまったように、
面白くなくなっていくことがあるそうです。
その時に、
そのスクリプトドクターという人が呼ばれることがあり、
そのシナリオのどこが悪いのか、
果ては脚本家の精神状態まで見て、
シナリオを面白い状態に回復させることがあるらしいです。
この本は、そんなスクリプトドクターである、
三宅隆太さんという方が書かれた
脚本教室の入門書です。
それで、そんなスクリプトドクターが書かれた
脚本教室はやっぱり、
脚本家の精神状態にまで書かれることが多く、
例えば、
そもそも自分が殻を破っていない脚本家の書いた
主人公は決して殻を破らないとか。
ともすれば、
自分の人生について書かれてあるんじゃないかと
錯覚するほど、
濃い内容となっています。
この本を読んで思うことは、
シナリオの中の主人公もやはり
恐れもあるし、愛もある
人間なのだということです。
脚本の入門書ではありますが、
色々と勉強になる本でした。
僕はこの本を前に図書館で借りたのですが、
時間が経って、やっぱり勉強になることが多かったなと思い、
今回メルカリで中古で買いました。
この先、
シナリオで迷うことがあったら、
もとい、人生で迷うことがあったら、
この本を開いて、
珠玉の言葉を紐解きたいと思いました。
ありがとうございます📕