言葉の問題

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Wikipediaを読む:「スズムシ」

みなさんこんにちは。

 

「Wikipediaを読む」今回は

 

「スズムシ」です。

 

最近夜、歩いているとスズムシと思われる虫の鳴き声が

 

綺麗に聴こえてきて、夏が終わっていくのだなぁと思ったりしています。

 

それで「スズムシ」についてどんなことが書かれているのか気になってWikipediaで調べました。

 

ja.wikipedia.org

[要約]

バッタ目コオロギ科の昆虫で、大型の日本産コオロギ科昆虫である。

 

古くは「マツムシ」と呼ばれるなど、双方に混同があった。

 

[感想]

 

面白いことが書かれていました。

 

欧米人は虫の鳴き声を雑音として聞くか、または鳴いていることすら気付かない場合が多いとされ、

 

その要因は人種的な違いではなく、幼少期の話し言葉の環境によるとする説があるらしいです。

 

また、医学者の角田忠信によると、人間は一般には左脳が言語、右脳が言語以外の雑音の処理を行っているが、

 

9歳までの時期を日本語で育つと、母音の音の物理的構造に似た人の感情音や自然界のさまざまな音を左脳で処理するようになり、

 

日本人は例外的に虫の声をはじめ、自然界の音を言葉と同様に左脳で聞いているとする

 

研究を発表しているそうです。

 

欧米人が虫の鳴き声を雑音として聞いたりするのは、昔聞いたことがあります。

 

日本語の母音の音が人の感情音や自然界の音に似ているというのは初めて知りました。

 

それだから、人の感情音や自然界の音も左脳で処理するようになるのですね。

 

スズムシは古くから鳴き声を楽しむ対象とされ、平安時代から貴族階級では籠に入れ楽しまれていたが、

 

江戸時代中期より虫売りの手で人工飼育が始まり、盛んに販売されたそうです。

 

また、虫売りの繁盛は昭和になっても続き、虫売りの行商は夏の風物詩となっていたが、やがて第二次世界大戦の戦災で虫の問屋が全滅。

 

生活の安定と向上で、虫売りは回復していくが、売り場はデパートやペットショップに移り、

 

高度成長期を境にペットショップで扱われる昆虫類の主役も、鳴く虫からカブトムシやクワガタムシへと置き換わったそうです。

 

なんとなく、昔話か何かで、貴族が竹籠に入れたスズムシの鳴き声を楽しんでいるイメージがあります。

 

昭和まで虫売りの販売はあったのですね。

 

結局は、鳴く虫からカブトムシやクワガタムシへと置き換わったそうで、やはり近所迷惑などを考慮して、

 

鳴く虫の需要が衰退していったのかなと思います。

 

主役に置き換わったカブトムシやクワガタムシも今はあまり販売されているのを見なくなった気もします。

 

身近にいるスズムシですが、いなくなってしまわないことを願うばかりです。

 

ありがとうございました。

 

 

 

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