言葉の問題

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エブリスタのリアルタイム妄想コンテストで上位50作品に選ばれました

みなさんおはようございます。

 

小説投稿サイトの「エブリスタ」で、

 

10周年記念として、

 

ツイキャス内で「10年前/10年後のキミへ」というお題が発表され、

 

10時間以内に小説を書く、

 

「リアルタイム妄想コンテスト」というコンテストがありました。

 

そのコンテストに投稿したところ、

 

829作品中の上位50作品に選ばれました。

 

賞品はAmazonギフト券3000円分です。

 

とても嬉しいです!

 

作品はこちらです。

 

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「10年前の君へ.txt」 


時雄は10年前の自分に宛てたテキストファイルを開いた。
「10年前の君へ
大丈夫、君の病気は良くなる。
そして、君はその病気をきっかけに創作活動を始める。
そうだ、病気をしたことが創作の源泉になるんだ。
だから今の君の進む道は間違っていない。
君の苦しみは10年後、人の喜びになるんだ。
だから安心して欲しい。」
時雄はキーボードから手を離した。
そして、誰に読まれるわけでもないテキストファイルを閉じた。
ファイルを右クリックし「10年前の君へ.txt」と名前をつける。
「誰に読まれるわけでもない」時雄はそう呟き、
今作ったばかりのテキストファイルをゴミ箱に捨てた。
ゴミ箱のアイコンがドキュメントで埋まる。
それは思いつきだった。
時雄はもう用の無いゴミ箱を開いた。
すると、一つしかないはずのファイルが二つになっていた。
よく見るともう一つのファイル名は「10年後のあなたへ.txt」となっている。
こんなファイルを作った覚えはない。
一体どこから入り込んだんだ。
時雄は不思議に思い、いつの間にか増えたファイルを開いた。
中にはこう書いてあった。
「あなたは誰ですか?どうして僕の病気を知っているのですか?でも、あなたの言葉はとても励みになりました。これから安心して病気と闘おうと思います。創作活動ですか?とても興味があります。あなたの言う通り、病気がよくなったらペンを執ってみようと思います。ありがとうございました」
これは一体?
まるで10年前の自分からの手紙のようだった。
時雄はゴミ箱に二つ並んだファイルを眺めた。
こんなことがあるなんて。
時雄はふと横を見た。
そこには新たにもう一つファイルが出来ていた。
ファイル名は「1000年前の君へ.txt」
時雄はファイルを開いた。
中にはこう書いてあった。
「1000年前の君へ
大丈夫、君が今書いている闘病記は医療に大きな進展をもたらします。
そして、君はその闘病記をきっかけに一躍時の人となります。
そうです、闘病記を書いたことが医療の進展に繋がるのです。
そこから人の寿命は一気に4000年に延びます。
だから、今の君の進む道は間違っていません。
君の闘病記は1000年後、人の喜びになります。
だから、安心して欲しい。」
時雄は驚き、新たなテキストファイルを作った。
「1000年後のあなたへ.txt」とファイル名をつけ、文章を綴る。
そして「1000年後のあなたへ.txt」をゴミ箱に捨てた。 

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