みなさんこんにちは。
前回、
「見えない壁の向こうは、潜在意識の外で、
そこにはありとあらゆる豊かさがありますが、
ワンワンは見えない壁のせいで、
それらを手中に収めることが出来ません」
と書きました。
果たしてこれは一体何を意味するのでしょうか?
見えない壁をどうにかすれば、
ワンワンはありとあらゆる豊かさを手中に
収めることが出来るのでしょうか。
実は、その通りです。
見えない壁をどうにかすれば、
ワンワンはありとあらゆる豊かさを手中に
収めることが出来ます。
それでは、今回はその見えない壁について、
掘り下げていきます。
見えない壁の向こうに、ありとあらゆる豊かさがあるのなら、
ワンワンも僕たちもきっとこう思うでしょう。
「それを手に入れたい」
実はこの思いは自然なのですが、
あろうことか、この思い(=「エゴ」)自体が見えない壁そのものとなって
ありとあらゆる豊かさから僕たちを遠ざけています。
そのことをマラソンに例えます。
下の図をごらんください。
ワンワンが左のスタート地点から右のゴール地点めがけて
走っていきます。
ゴール地点には、「ありとあらゆる豊かさ」が待っています。
僕たちが通常イメージする、何かを手に入れるための
行動はこんな感じだと思います。
実は、ここで見えない壁が現れてきます。
それは、僕たちの人生では、「ゴール地点にはスタート地点と同じものがセットされる」という壁です。
下の図をごらんください。
ワンワンのスタート地点には
「ありとあらゆる豊かさが無い状態」
がセットされています。
ここから「ありとあらゆる豊かさがある状態」を目指そうとします。
ですが、もし、ワンワンがこのスタート地点から走り出すと
ゴール地点にも同じ「ありとあらゆる豊かさが無い状態」がセットされます。
この状態で、ワンワンが走り始めると、
時間経過とともに徐々に「ありとあらゆる豊かさが無い状態」に辿り着きます。
つまり、この状態でゴールしてもワンワンは、
「ありとあらゆる豊かさが無い状態」のままなのです。
さて、一体何が悪かったのでしょうか?
ワンワンはありとあらゆる豊かさがある状態を目指したいのです。
ですが、ワンワンが「ありとあらゆる豊かさが無い状態」からスタートする限り、
ゴール地点にも同じものがセットされてしまいます。
もうお分かりだと思いますが、
もし、「ありとあらゆる豊かさがある状態」を目指したいのなら、
スタート地点に「ありとあらゆる豊かさがもうすでにある状態」をセットする必要があるということです。
そうすれば、ゴールにも「ありとあらゆる豊かさがもうすでにある状態」がセットされ、
時間経過とともに徐々に「ありとあらゆる豊かさがもうすでにある状態」に辿り着きます。
「徐々に」と書きましたが、本質的には
スタートの時点でそこはもう「ありとあらゆる豊かさがもうすでにある状態」なのですから、
結局はずっと「ありとあらゆる豊かさがもうすでにある状態」なのです。
大事なのは、「ありとあらゆる豊かさ」を手に入れたければ、
スタート地点に「ありとあらゆる豊かさが無い状態」をセットするのではなく、
スタート地点に「ありとあらゆる豊かさがもうすでにある状態」をセットする必要があるということです。
このことをもう少しだけ掘り下げます。
僕たちの人生においては、スタート地点というのは要するにゴール地点と同じだということです。
ですから、スタート地点に「ありとあらゆる豊かさがもうすでにある状態」をセットしさえすれば、
スタート地点にセットしたものはゴール地点にもセットされるのですから、
そこはある意味ではもうゴールなのです。
あとは、時間の経過とともに、それを表す証拠の数々が、勝手に僕たちの目の前に現れてきます。
スタート地点に「ありとあらゆる豊かさがもうすでにある状態」をセットするというのは、要するに、
潜在意識に「ありとあらゆる豊かさがもうすでにある状態である」と認識させるということです。
では、一体どうやって潜在意識に「ありとあらゆる豊かさがもうすでにある状態である」と認識させるのか、つまり一体どうやってスタート地点にそれをセットするのかということについては、後々書いていきます。
この現象はまるで、思考した物事(=潜在意識にセットしたもの)が勝手に僕たちの目の前に引き寄せられてくるかのように見えることがあります。
ですから、この現象を「引き寄せの法則」と呼んだりします。
ですが、実際にはそれは、潜在意識に認識させたものを表す証拠が、時間の経過とともに勝手に僕たちの目の前に現れてくる現象のことを表しています。
次回は、今回のことをもう少し深堀りしていきます。
長文にお付き合いくださりありがとうございました。