題名も末が大事だということ
言葉は末の重要度が高いと書きました。
このことは本の題名にも言えます。
例えば手元に3冊の本があります。
それぞれの題名は
1.氷平線
2.大学教授になった不良少年
3.見知らぬ妻へ
ここで題名の末だけを抜き出します。
1.線
2.少年
3.妻へ
のことをつけるとわかりやすくなります。
1.線のこと
2.少年のこと
3.妻へのこと
・
・
・
あぁ、なるほど、線のことね。
あぁ、なるほど、少年のことね。
あぁ、なるほど、妻へのことね。
題名の末だけを抜き出して何がわかるのか?
題名の末だけを抜き出すと何のことについて書いてあるのかが分かります。
氷平線は線のことが書いてあります。
大学教授になった不良少年は少年のことが書いてあります。
見知らぬ妻へは妻へのことが書いてあります。
つまり、
前半は言わば飾りです。
お尻が飾りではなく本命です。
つまり、こういうことです。
氷平線も、水平線も、地平線も、東武東上線も
みんな、
末が大事。
明読斎