みなさんこんにちは。
「統合失調症と引き寄せの法則 〜人生の荒波に乗る方法〜」も第7回となりました。
今回は、引き寄せの法則をもう少し掘り下げていきます。
引き寄せの法則は説明する人によって様々な表現がありますが、
僕自身は、引き寄せの法則を言葉で表すなら「焦点を合わせた現実が拡大する」法則だと言えると
思います。
「焦点を合わせた現実が拡大する」とは、
大きく言えば、「望まない現実」に焦点を合わせれば
「望まない現実」が拡大し、
「望む現実」に焦点を合わせれば
「望む現実」が拡大するということです。
うさぎの寓話で言えば、
うさぎが影という「望まない現実」に焦点を合わせれば
影という「望まない現実」が拡大し、
光という「望む現実」に焦点を合わせれば
光という「望む現実」が拡大するということです。
寓話の中では、うさぎはとうとう影そのものになってしまいましたが、
それはうさぎが影に焦点を合わせ続けたからだと言えます。
もし、うさぎが途中で影に焦点を合わせ続けるのをやめ、光に焦点を合わせたなら
うさぎはきっと「望む現実」になっていたでしょう。
「望む現実」にするには「望む現実」に焦点を合わせればいいということです。
ですが、ここで肝となるのは、僕たちはほとんど本能的に「望まない現実」に焦点を合わせて、
その「望まない現実」を消そうと努力しているということです。
ですから、僕たちは無意識に、ほとんどどの瞬間も「望まない現実」に焦点を合わていると言えます。
引き寄せの法則からすれば、
僕たちが「望まない現実」に焦点を合わせれば、
その「望まない現実」が拡大してしまいます。
ですから、僕たちが「望まない現実」に焦点を合わせている限り、
その「望まない現実」が「望む現実」に転じることは難しいと言えます。
ここで、一つ例を出します。
シーソーの例です。
シーソーは片方が上がれば、もう片方は下がり、
もう片方が上がれば、先ほどの片方は下がります。
どちらも上がりっぱなしになったり、
どちらも下がりっぱなしになるということはありません。
どちらか一方が上がれば必ずもう一方は下がるということです。
実は、「望む現実」と「望まない現実」は、このシーソーと
同じ原理となります。
というよりも、現実は僕たち自身の投影ですので、
正確に言うならば、僕たちの焦点はシーソーと同じ原理だということです。
どういうことかというと、
僕たちが「望む現実」に焦点を合わせれば、「望まない現実」は焦点から消え、
僕たちが「望まない現実」に焦点を合わせれば、「望む現実」は焦点から消えると
いうことです。
片方に焦点を合わせれば、もう片方は焦点から消えるので、
引き寄せの法則は直線的ではなく、加速度的に進むということです。
それはちょうど、幼稚園児の僕がお化け屋敷に焦点を合わせたら、
ソリ遊びのことがみるみるうちに頭から消えたのと同じことです。
しかし、ここでやっかいな問題があります。
それは、先ほどから何度も書いている通り、
僕たちは無意識に、ほとんどどの瞬間も「望まない現実」に焦点を合わせているということです。
それはほとんど本能的にです。
ですから、簡単に「望む現実に焦点を合わせればいい」と言っても、
それは、本能に逆らうような感覚でさえあるということです。
例えば、部屋でゲームをしていたとします。
ふと気づくと、部屋に幽霊が現れました。
そのとき、自分の身に危険が迫っているにも関わらず、幽霊を無視してゲームに焦点を合わせ続けることなどできるでしょうか?
多くの場合、それは不可能と言っていもいいと思います。
僕たちは無意識に幽霊に焦点を合わせてしまいます。
幽霊というのは「望まない現実」の例えです。
次回からこの本能の問題について
書いていきたいと思います。
この本能の問題を解決しない限り、
引き寄せの法則を上手に利用することなど不可能だからです。
また、実は大問題であるこの世界の問題についても触れていきます。
この世界の問題とは、「この世界自体がお化け屋敷に見える」という
問題です。
これは個人差があると思いますが、
そのように感じる人も少なくないと思います。
今回はここまでとなります。
長文にお付き合いくださりありがとうございました。